大阪ツアーレポート その1
16日、17日と木村純さんのソロツアーに同行してゲストで歌ってきました。
関西弁に囲まれるとやっぱり落ち着きます。すっかり関西弁に戻ってしまいました。
そして、東京に帰ってきても、すぐには関西弁が抜けません・・(笑)
ツアーレポートはいつものように、日記風に・・・
16日
朝、9時ごろ家を出て東京駅へ。
駅についた時、友達からメールが。
なんと、今年、来日されたときに、いろいろとお話して、仲良くなったブラジル人歌手、レイラさんがリオの自宅で強盗に襲われ、被弾して亡くなったというニュース。そのメールが来る、ほんの数分前に、ちょうど「レイラはどうしているかなぁ」と考えていたところだったので、あまりの出来事にしばし呆然。すぐに純さんにメールをした。
純さんからはすぐに驚いて連絡があり、純さんはそれからレイラさんとの共通の友人に電話をしていろいろと話を聞いたらしい。私以上にショックを受けていた。そりゃそうだよね、20年来の友達なんだから。
私は、あまりにショックで、大阪に着くまでずっと新幹線の中でぼーーーっとしていた。
ぼーとしたまま、淀川キリスト教病院に到着。
この病院は、3年前、義父が2ヶ月お世話になったあと天国に旅立っていったところ。私にとって、とっても想い出深い場所。病院までの道中、あのころのいろんなことが昨日のことのように思い出された。純さんがこの病院のロビーで演奏をすると聞いて、私から、どうしても歌わせて欲しいとお願いして、今回、ゲストで歌うことになった。私にとっては、あの時お世話になった先生方、スタッフの方へのささやかなお礼・・・
天国の父へ、患者さん、先生方、スタッフの方々へ、そして訃報を聞いたばかりの天国のレイラさんへ届くよう、心をこめて歌った。
最初に老人センターでのミニライブ。みなさんとっても楽しんでくださったようで、「がんばってや〜!」とか「また来てや〜!」という応援の言葉とともに、私たちの演奏を、笑顔で聞いてくださるみなさんから、レイラさんの訃報でショックを受けていた私たちが逆に元気をもらった。人は人で癒されるのだと、しみじみ思った。
その後、思い出たっぷりの病院のロビーで、ライブ。
3年後に私がこの場所で歌っているなんて、あの時思いもよらなかったなあ、と、人と人とのつながり、「縁」の不思議さを思いながら、機会を与えてくださった純さん、そして、AKKOさんに感謝しながら歌った。
ライブの後は、今は一人で住んでいる義母のところに直行し、ひさしぶりの親孝行をし、悲喜こもごもの一日は終わった。
(2007.05.19)