Door
小さいときから「欲しいけど、絶対に手に入れられないもの」が二つあります。
それは、パーマンの「コピーロボット」とドラえもんの「どこでもドア」。
やりたいことがいっぱいある私は、私がもう一人いたら、二人で手分けしてもっといろいろと出来るのに、と思うのです。
だからコピーロボットが欲しい・・
そして、いつでもどこでも行きたいときに行けるどこでもドアも。
この二つがあったら、人生100倍くらい楽しめそう(笑)
ところで、ドアといえば、昨日みていた映画の中で、なるほどぉ!と思った台詞がありました。
"When one door shuts, two doors are open"
正確には覚えてないけど、そんなようなことを言ってました。字幕には「捨てる神あれば拾う神あり」って書いてあったけど。
なかなか面白いな、と思いました。
人生って、ひとつずつドアを開けていくようなもの。
ドアを開けると知らない世界が広がっていて、そこにはまたドアがあって、またそのドアを開けて進んでいく・・・
でも、そのドアは決してひとつじゃないんですよね。
私は、競走馬のように、すぐに一生懸命になってしまって、目の前のドアはひとつしかないと思い込んで、それが閉まっていたら、落胆してしまうのだけど、そうじゃないんだと。
なんとなく、この数日、開かないドアの前でうずくまっていたような気がする私。ちょっと深呼吸して、立ち上がって回りを見まわしてみようと思います。
鍵のかかっているドアの、その鍵を探すのも大事だけど、もしかしたら、隣の部屋にその鍵があるかもしれないのだから。
「コピーロボット」は無理かもしれないけど、意外と「どこでもドア」はだれでも手に入れられるものかもしれない、なんて、このコラムを書きながらふと思ってしまいました。
(2007.03)