ボサノバシンガー 田坂香良子 -KAYOKO TASAKA-

コラム

失敗と成功

失敗は成功のもとといいますが、そもそも何が失敗で何が成功かなんて、わからないような気もするし、あんまりそんなことにとらわれないで生きていきたいとは思うのですが。

でも、「失敗したなぁ・・」ってことはよくあって、その都度かなり落ち込んでしまいます。
この間、大きなパーティで歌った時の1曲目の出だしでキーを間違えたのは、あきらかに失敗だったし(笑)

師匠のバスコが、「僕は、成功したか、って聞かれたら、間違いなく成功した、って答えるよ。だって、自分のしたいことをずっとやってきて、それでちゃんと生活もできて、幸せだから。それが僕の「成功」。もちろん、世界的に有名になることも「成功」だし、そうなればもっといい、と思うけど、それがすなわち僕の「成功」であるかといわれれば、そうじゃない。」って、この間みんなで飲みながらおしゃべりしていたとき言ってました。
もちろん、こういうことを言うのは、負け惜しみっていうふうにとれるかもしれないけど、私は、そうじゃないと思った、というより、すごく、はっ!としました。
そこまで言い切れる人って少ないんじゃないかな、と思ったから。

と、思っていたら、ここにもいました(笑)!
自分の人生をとっても肯定的に生きている人が。
ギタリストの木村純さん。
「大人のウォーカー」9月号に彼のコメントが載ってます。純さんはサラリーマン生活と決別し、プロのミュージシャンとして転身した人。会社を辞めざるを得なくなってから、いままでの間、純さんの人生はたぶんかなり波瀾万丈。
そして、サラリーマンとしてみたらかなり不遇な人生。でも、いまの純さんをそばで見ているととってもイキイキと生きていて、まわりにいっぱい人が集まってくる、素敵な人生を送っているようなきがします。そして、彼も自分の人生をいい生き方をしていると思うと言ってます。

なににしても、あまり目先のことで失敗だ、成功だと騒がないで、「今」を肯定的に生きることが大切なのかなと、2人の師匠を見て思います。
「失敗」は「失敗」として、やっちゃったことはしかたないわけだしね!(笑)。

(2006.08)