ころころ
人は死ぬとき体重が減るのだそうです。魂の分だけ。
ご存じでしたか? すごいことですよね。
魂=心ってやっぱり重いものなのです。
ところで、その心。
「ころころ」と変わるから「こころ」という言葉になったそうです。
「心変わり」や、「移り気」果ては「浮気」にいたるまで、こころが変わることは悪いことと一般的には言われますが、実はそれはしかたのないことなのかもしれません!!
なんか、大発見した気分(笑)!
あー、そうか。心って変わることが前提だから、「初心」を忘れちゃいけないんですね。
心は無限に変化し、悪魔にも天使にも変幻自在。
もともと「こころ」とはそういうものらしいのです。
心が「かわらないもの」だったら、一体どうなるんでしょう。
生まれてはじめて好きになった人と両想いになれて、その気持ちがずっと死ぬまでかわらない、っていうんならいいな。
だけど、好きになった人が自分のこと好きになってくれなかった場合は・・・
失恋したって、新しい恋ができず、いつまでも振られた人のことを好きなまま、恋は実らないで終わっちゃう。悲しすぎます。
「こころ」は変わるもの。
変わるから、私たちは生きていける。
その「ころころ」とかわってしまう「こころ」をつなぎ止めるために、人は努力をするのかもしれません。
また、「ころころ」とかわる「こころ」をつかまえるためにも、人は知恵を絞るのかもしれません。
心が「かわらないもの」だったら、人類の発展はなかったのです!
でも、でも・・・
やっぱり恋人の気持ちだけは、いつまでもいつまでも変わらないでいて欲しい。
出会った頃の気持ちのまま、かわらずにいて欲しい。
たとえ私の心がかわったとしても・・・な〜んてね(笑)
それはそうと、死ぬとき私の体重はどれくらい減るのでしょう。
とっても楽しみだけど、確認できないのが残念です・・・・
(2005.08)