視線
バイクでコーナーを曲がるとき、内側に視線をしっかり定めないと、ちゃんとバイクは曲がってくれないそうです。
私はバイクに乗らないからわからないのだけれど、怖がって外に目を向けると膨らんで回ってしまってその方がアブナイらしいのです。
バイクに乗る友達が、「視線、イメージっていうものが大事なんです。視線どおりに物事が動いていくから。」って、教えてくれました。
本当にそうですよね。何事もそうかもしれません。視線、イメージ、ビジョン・・・
どういう方向に進みたいかがしっかりわかっていれば、自ずとその方向に進める。
はっきりとしたイメージを持っていると、意識しなくてもその方向に歩いていて、周りの人もなぜか助けてくれたりする・・・
そんな気がしませんか?
なかなか、明確な目標って定められないけれど、そんなときはまず身近な目標を定めてみるのも手かもしれないし、逆にとお〜い先の目標を定めるのも手かもしれない。
そのうちに歩きたい方向が決まって視線もしっかり定められるかもしれません。
ところで、先日、ウィンブルドンの決勝戦を一緒に見ていた家族が一言。
「全然視線と違うところに打ってるね」
なるほど。敵を欺くためには、そういう技術が必要なこともあるのですね。
視線。
目は口ほどにものを言う。目は心の窓。
視線を定めるっていうことは、すなわち自分の進みたい方向を公言すること。
そして、大和は言霊の国。言った事には魂が宿る・・・・・。
だから、少しこわくても、勇気をもってしっかり視線を定めれば必ずその方向に物事が進んでいくのですね、きっと。
(2005.07)