与える

「与えることだけ考えていれば、人は幸せに生きられる。」
日野皓正さんが何かでおっしゃっていました。
本当にそうです。
でもなかなかできないんですよねぇ。
ついつい「give and take」という言葉が脳裏をよぎり、時にはgive＜takeという欲張りな構図も浮かんだりして。

与えることだけを考えられる人、って魂の純度の高い人だと思います。
そして、しっかりたっぷり自分を生きている人。
自分勝手な独りよがりではなく、自分がしたいことを楽しみながらやりとおし、主体的に生きている人。
そういう人になりたいなぁ。

確かに見返りを期待すると、その期待度が高ければ高いほど、返ってくるものが少ないように感じ、不満がつのり、幸せじゃなくなります。
ただ与えることだけを考えていれば、返ってこなくても不幸にはならないし、返ってくるものがあったら、それだけで幸せになれるわけですものね。

たとえば、「愛」。
与えるもの。相手に愛されたいから愛するわけじゃない。最初はね。
なのに、やっぱり、自分が愛するのと同じくらい、いや、それ以上に相手から愛を求めてしまう。
そうすると、とたんに不幸に感じちゃうわけです。
わかっちゃいるけど・・・

よくある「理想と現実の違い」ってことですね（笑）