遠くを見ること
ひさびさに大磯に住んでいる師匠バスコのところに行ってきました。
青空が広がるとっても気持ちのいい午後。ちょっと寒かったけど。
電車に揺られながら、ふと窓の外に目を向けると川の流れの先に海が広がっていました。
なんだか、久しぶりに遠くをみた感じ。
東京に住んでいると、必ず何か目の前に障害物があり、果てしなく遠くまで目線がいくことってなかなかありませんよね。
だからついつい目先のことが気になってしまう。
そして、あれもこれも、とついつい手を出して、結局ヘトヘトになってしまったり。
満員電車にのり、パソコンに向かい、人混みを歩き・・・・
至近距離しか目に入らない生活。
ブラジルに住んでいるとき、ちょっと郊外を車で走ると、どこまでもどこまでも地平線が続き、そして、その中を時々雨雲が真っ黒な雨を従えてやってきたりするのをよく見ました。
果てしなく遠くをみていると、不思議とすっきりしてくるのは、きっとこころが解き放たれた感じになるからなのでしょう。
そういえば、リオにいるときは地平線も水平線もあたりまえのようにいつも見ていた気がするなあ。
いつもの道を歩くとき、あんまり上を見上げませんよね。
それが知らないところに行くと結構上を見上げてキョロキョロしたり。
あれはなんでなんでしょう?
自分を確認するためなのでしょうか?
でも、いつもの道も、見上げてみると、今までと違った景色がみえるかもしれません。
そして、その先には、はてしなく続く青い空が広がっているかも。
そうすれば、すっきりさわやか。
そして自分を再確認できるかもしれません・・・
思いがけず水平線を見て、そして、バスコに会い・・・
久々にブラジルの風にあたったような、幸せな気分になりました。