揺れる
耳元で揺れるピアス。
風に揺れる黒髪。
心が揺れる瞬間。
私はそういう「揺れ」に色気を感じます。
ボサノバは大きなグルーブの中で揺れを楽しむ音楽だと思います。
ブラジル人はサッカーをしてるときもサンバを踊ってるときも、たぶん、歩いてるときもジンガっていう独特の「間」のある動きをします。
揺れるリズム。
楽譜に書ききれない微妙な間。
そこが好き。
人もそう。
ゆるさの中にアクセントがある、そういうリズムを持った人が好きです。
ピアスが揺れてキラッと光るように、なんかの瞬間に光る魅力があるような気がします。
あぶなっかしさのある人、っていうのかなぁ。
でも、風が吹いて水面が揺れて、そこに太陽の光があたって、はじめてキラキラと輝いてみえるように、もしかして揺れて光るには風や太陽の力が必要なのかもしれません。
そして、それは人の場合、「夢」とか「情熱」・・・じゃないかな、と思うのです。
ちなみに、ブラジルの友達が私につけたニックネーム「perigosa」は英語でいうと「dangerous」。
これは「あぶなっかしい」と訳せますが、「アブナイ」とも訳せます・・・・(笑)