A felicidade
もうすぐブラジルではカーニバルが始まります。
今年(2019年)は3月1日から4日までとのこと。
今から27年前に、リオのカーニバルに出たときのこと、いまでも鮮明に覚えています。
(HPコラム「祭り」http://perigosa-kayoko.com/column/0_15.shtmlに想い出が書いてあります)
楽しかったなぁ。でも、もう27年も前のことなのですね・・・
私はピチピチの30代(笑)。ほぼ裸でも平気でした(ウソ!)
はやいなぁ。時が経つのは・・・
カーニバルを歌った歌に、A felicidade(作曲:Antonio Carlos Jobim 作詞:Vinicius de Moraes)という曲があります。
その中の歌詞には、「悲しみは終わりがない。幸せにはあるのに・・」とあります。
「貧しいものにとっての幸せはカーニバルの仮装のようなもの。王様になったり、海賊になったり・・。でもそれは一夜の夢。」
「幸せは花びらに浮かぶ露や風が運ぶ羽のよう。はかないもの。
だからこそ、その幸せを大切にしたい。」
悲しみがあるから幸せの大切さがわかる。
白い紙に顔を書こうとしたとき、影を書くことによって凹凸がでる。影を書くことで光が見える。
それと同じなんですよね。
私がブラジルでカーニバルに出てから今まで、いろんなことがありました。
悲しいこともたくさん。心がつぶれてしまうようなこともたくさんありました。
そしてその都度、生きるというは何か、そして幸せって何かを考えてきました。
あの頃から比べたら、私の人生の凹凸はかなり多くなり、立体的になってきたと思います。
もう悲しい思いはしたくないけど、Vinicius de Moraesが言うように「幸せは花びらに浮かぶ露や、風が運ぶ羽のようにはかないもの。だからこそ、その幸せを大切にしたい」と心から思います。
A felicidade=幸せ。
今日も歌える幸せを心から感じて歌いたいと思います。
(2019.02)