ボサノバシンガー 田坂香良子 -KAYOKO TASAKA-

コラム

2017年奄美ツアー思い出の記 その2

翌15日。
朝食後、9時半にロビーで待ち合わせ、東京からの応援隊と一緒に島内観光へ。
毎回、ワッキーがいろんな奄美を見せてくださるのですが、毎回違う顔が見られて、奄美の奥深さを感じます。
今回は山に行きましょう、ということで、山の中をドライブ。
生き生きとした新緑を見ながら、そしてエネルギーを感じながらのドライブ。
窓を開けると木々の芽吹く匂いがしました。奄美の山の木々は、内地とは違って、なんか形のやさしい木々。新緑の傘がいっぱい開いているようなそんな風景。まあるいのです。
そんな山の中をドライブして、車が止まったのが、マテリアの滝。
マテリア、とは、奄美の言葉で、雲の隙間から太陽の光がさしてできる天使の階段のこと。まさに、そんな様子の滝。でも天使が降りてくるには、ちょっと激しい(笑)、かなり水量が多い立派な滝。マイナスイオンをいっぱい吸いながら、一同リラックス!
ここも初めて連れてきてもらった場所。奄美はホントに自然がいっぱい!
滝のあとは、去年も行った宇検村へ。お昼は「油そうめん」をみんなでたべました。でも、純さんはなぜかハムカツカレー。
純さんと私はライブ前の打ち合わせとリハがあったので、昼食後はみんなで名瀬へもどり、私たちはNanaのお二人と打ち合わせのため、Nanaのギタリスト、大野さんのギターショップ、喜喜ランドへ。観光モードから、演奏者モードに変身(笑)。
今回は、コラボレーションする曲もあり、しっかりみんなで練習。一生懸命、孫を抱いて寝かしつけながら練習した(笑)「徳之島の子守唄」を初めて大野さんのギターで歌いました。島のひとになった気分(笑)。そのあと、構成を確認してアシビでリハ。
リハ終了後、準備している間にお客様が続々集合。
今回は、いつもお世話になっているワッキーとNanaのきよみちゃんの多大なご尽力により、110名のお客様の来場を賜りました。感謝の言葉しかありません・・・

まず第一部はNanaのお二人の演奏。大野さんのオリジナル、特攻隊のことを歌った歌「天人菊」を映像とともに演奏。涙する人続出・・・。大野さんの熱い思いで、この曲が一番目になったそうです。私たちにとって戦争というのは、もう過ぎ去ってしまった遠い過去。しかも身近ではない。でも、奄美の方々にとっては、すぐ近くが特攻隊の最前線であり、そこに手向けた花が今も咲き続けて、秋になると咲く・・・・。そういう歴史もNanaのお二人と出会って知りました。そのあとは、オリジナル、カバー曲、そして島唄・・・。最後はオリジナルのとっても楽しい曲、「はな、はな、はな」をお客様も一体になって大合唱!

休憩後は、私と大野さんの二人でステージに上がり、まずは島唄をしんみりと。「徳之島の子守唄」を原語で(笑)。日本語なのに、発音が難しい・・・。でもこの歌は赤ちゃんをあやしながらしっかり練習したので、大野さんの優しいギターをバックに気持ちよくうたわせていただきました!そのあとキヨミちゃん、純さん、そしてギターのシゲちゃんを呼び込み、今度はキヨミちゃんと純さんのコラボ。「どうぞこのまま」を。
そのあとは、純さんと私のステージ。ボサノバ中心に歌いました。純さんが、今回はおたがいのユニットの特徴を出すために、僕たちはボサノバで行こう、ということでしたが、一曲だけ、ワッキーのリクエストにお応えして、「雨のステイション」を歌いました。この歌は、去年奄美のライブで歌った歌で、ワッキーがとっても気に入ってくれた歌。ワッキーへのささやかなプレゼント・・・。あ、今気づいたけど、「ボサノバで行こう」といった張本人が、ソロの時弾いた曲は、サザンの曲だったなぁ(笑)。ま、いいか。
最後はMas que nadaでまたまたみんなで大合唱して2部も終了。アンコールをいただき、またみんなでステージへ。
キヨミちゃんが用意してきてくれたプレゼントをみなさんへ。
そのあとはキヨミちゃんと私で「恋のバカンス」を。一生懸命練習したハモリは上手くいったのかどうか・・・・。不安ですが、みなさんそのころにはおいしい焼酎をたくさん召し上がっていたので・・・笑。

ライブ終了後は、打ち上げ。近所のバーで、かんぱーい!

楽しい、楽しい、幸せなライブは無事終了しました〜。

(2017.04)