ボサノバシンガー 田坂香良子 -KAYOKO TASAKA-

コラム

2016年6月24日&25日 奄美ツアー その2

25日は、11時ロビー集合。
のぶおさんは奄美のお友達とお出かけ、純さんは前日のリハ的ライブを踏まえて、書き直したほうがいい譜面があるということで譜面書きと(純さん、スミマセン。私がちゃんと書かないといけないのに・・)、Nanaのギタリストの大野さんと打ち合わせのため、ホテルに残るということで、私と応援隊のみなさんとでワッキーの案内で奄美観光。
今回は、島の南西をドライブ。
美しい東シナ海を見て、マングローブを間近に見て、そして、hana hana westという広大な私有地へ。ワッキーがオーナーとお友達ということで特別に入らせてもらいました。黒澤組が映画の撮影をされたり、大きな音楽イベントが行われたりするというその場所は、ゲートをくぐったらまるでジュラシックパークのような原生林がおいしげっていて、しばらく行くと広場になり、眼下に広大なプライベートビーチが広がっていました。このプライベートビーチでみんな生まれたままの姿で泳ぐ(ウソ)という計画でしたが、なんと南国らしいスコールが!!!
雨が来るのが見えるのですよ!
すごいですよね!東京ではまずこんな光景は見ることができません。
慌てて雨宿り。でもやみそうにないので、プライベートビーチでのんびり、という計画は断念して、ホテルへもどり・・・

そのあと純さん、のぶおさんと私の3人はライブ会場であるアシビへ。久しぶりに会うアシビのスタッフの方から「おかえりなさい」と言ってもらってまたまた幸せ・・・
なんてやさしいあたたかい人たちなんだろう、奄美の人たちは・・

初めて3人でしっかり打ち合わせ(笑)、そしてリハ。
かなり念入りにリハをし、純さんたちはNanaともリハをしたあと、軽く夕飯。
みんなが待っている近所のお蕎麦屋さんで、おいしい鶏飯を。
お蕎麦屋さんで、鶏飯???
でも前回来たとき、ここの鶏飯が一番おいしかった、とみなさんがおっしゃるので、ワッキーにお願いしてお店をわざわざ(笑)開けてもらいました。確かにおいしかった・・・。やっぱり一度は鶏飯たべないとね、奄美に行ったら。

そして、アシビへ。
大勢の方にいらしていただきました。
100名弱のお客様・・・
ありがたいことです。その中には、前に奄美でライブをしたときにもいらしてくださった方もたくさんいらして・・。本当にうれしかったです。

まずはオープニングアクトでNanaのお二人が島唄の子守歌と、ボサノバにアレンジした島唄と、軽快なオリジナルを。3曲とも趣が異なり、それぞれにとっても素敵で、お客様の心をわしづかみ!
私も舞台の「そで」できいていて感動してました。

そのあといよいよ1ステージ目が始まりました。
Brisa do marを純さん、のぶおさんと3人で。
ついさっきまでいたあのビーチで、潮風に吹かれながら歌っているような気持ちで・・・
次は、のぶおさんがその昔レコーディングされた、石川セリさんが歌っていらした「翼」を・・・
CDを聞きながら一生懸命練習したこの歌。そのCDを録音されたご本人にハーモニカを吹いていただいて歌う幸せ。
あと2曲ボサノバを歌って、純さんとのぶおさんの「黄金デュオ」の演奏を3曲。そしてまた私が戻ってブラジルの曲を。
1ステージ目では、緊張のあまり、「東シナ海」を「南シナ海」と言ってしまい(苦笑)、みなさんに訂正してもらうという超恥ずかしい一幕もあり、そんなこんなでMCがボロボロになってしまって、1ステージ終了後、ワッキーに「かよこさん、柄にもなく緊張してますか?」と言われてしまったけど、2ステージ目は気持ちを入れ替えて・・・
2ステージ目は、私が入って3曲、純さん&のぶおさんのデュオで3曲のあと、そこにNanaのお二人が加わって2曲、そのあとまたデュオで1曲のあと私が入って、最後はSamba de uma nota so!
気持ちよく、幸せに、こころを込めて、歌わせていただきました。

歌い終わったらみなさん本当にあたたかい大きな拍手をくださって、なんとダブルアンコールをいただき、幸せの極み。
これ以上の幸せはない、と思うくらいの幸せなライブでした。

ライブ終了後、引き続きアシビで打ち上げ。
お世話になったみなさんと東京からの応援隊、みんなで楽しく飲みました。お酒がしみました〜(笑)。

またしても脳は興奮してましたが、さすがに酔いが回って、ホテルに戻ったらすぐに就寝・・・
こうして奄美2日目は充実しきって終わりました。

(2016.06)