スライディングドア
急に思い立って、前に見た映画をもう一度見直しました。
15,6年前の「スライディングドア」という映画。
乗ろうと思った電車のドアが閉まった場合と閉まらなかった場合とで、ある女性の運命や恋の行方がどう変わるかが並行して進んでいくというラブストーリー。
「あの時、あの決断をしていなければ、今、私はどうしてただろう」と思っていたときにみた映画だったので、すごく印象に残っていたのでした。
どの電車にのるか、またどのドアから乗るかによって、まったく人生が変わっていく場合があるのだから、人生はおもしろい。
でも、結局は、出逢うべき人とはどうやっても出会い、別れる人とはきっとどうやっても別れてしまうんだろうな。
この映画も、結局は、その電車に乗れなかったからいろいろつらい目に合ってしまったけど、最終的に出会いが待っている、という設定。
その最後に出逢う人は、電車に乗った場合には出会って愛を育んだ相手。でも、電車にのれていたら、彼とは出会えて幸せな時を過ごせたけれど、結果的に自分が死んでしまうという設定。
結果としては、現実が一番よかったというエンディングで、ほっと胸をなでおろしたのでした。
「人生に偶然はない、すべて必然」ってだれかがいってたなぁ。
だから「あの時」「あの決断」をしていなくても、いつかそういう決断をしただろうし、ドアもそのときにあくのかもしれない。そして、今、出会っているすべての人たちにやっぱりいつか結局は出会うんだろうな、と。だからやっぱり人生は必然・・・
人生は映画のように二通りには送れない。だから何があっても過去を悔いることなく、今の人生を受け入れないといけないのですよね。そして今をいとおしみ大事にすることが大切。
今年もあと少しで終わります。
あの時、ああいう風にしていなければ、とか、ああいう風にしていれば、とか思い返して後悔することがよくあるけれど(結構マイナス思考な私・・・笑)、結果はどういう判断をしていても結局は今の自分の人生が一番いい、と信じて、今こうして生きていることに感謝して来年に向かっての助走を始めたいと思います。
(2014.12)