ボサノバシンガー 田坂香良子 -KAYOKO TASAKA-

コラム

7年後

引っ越しのための断捨離で、いろんなものが出てきてびっくりしています(笑)。

30年前、祖母から届いた手紙の中から聖徳太子の5000円札が出てきたり、高校時代の日記が出てきたり・・・
私はこういうものを京都から東京へ、そして東京からブラジルへ持っていき、また持って帰ってきたということなのですよね。
物持ちがよすぎます(笑)。

5000円札はまた手紙に包んで「お大事箱」へ。
そして日記はざっと目を通したらあまりにも恥ずかしかったためシュレッダーしてゴミ箱へ。
でもその日記に、こんなことが書いてありました。

「いつまでも乙女な心でいたい。
艶っぽいオンナで、色っぽくて、かわいいオンナで、それでいていつまでも女の子でいたい。
少しウェットで、情緒が少し不安定で、浮草のような女。
だから私は良妻賢母にはなれない。妻である前に女でありたいし、子供とは友達のような付き合いをしたい。
男らしい人と付き合いたい。私を引っ張って行ってくれる強い人と。」

とっても恥ずかしい言葉の羅列ではあるけれど、でも実は、私はこのときから考え方がまったく変わってない・・・ハハハ。

今、こんなこと書いたら「気持ち悪い」の一言ですが、でも、心の奥にはこういう気持ちがいつもあります(笑)

この間、2020年に東京オリンピックが決まった時、今から7年後はどんなふうに自分が変わってるかなと思いましたが、そこには今と全く変わらない自分がいることを確信しました(笑)。

これをいつまでも若々しいというのか、成長しないというのか。

ま、どっちにしても、オリンピックのころにこのコラムを読み返すのが楽しみです。
それまで元気で歌っていられるようがんばらないとね!




(2013.12)