ボサノバシンガー 田坂香良子 -KAYOKO TASAKA-

コラム

東海〜関西ミニツアーレポート その2

翌朝、みんなは岐阜のチャリンコメンバーの高級自転車を借りて長良川沿いをツーリング。
でも私は今回はチャリンコはパス。
前回のボッチャリ会で、30年ぶりに自転車に乗った私は、乗った瞬間自転車から落ち(笑)、みなさんに迷惑をかけたので、今回は名古屋〜京都までのライブも控えてることでもあり、みなさんとは別行動で、日本三大桜のうちのひとつ、「薄墨桜」を見に行きました。
樹齢1500年の薄墨桜。
1500年???
ってことは、その桜が生まれたのは大化の改新とか、聖徳太子のころ??すごいですねぇ。
だれが植えたのだろう??どんな人が植えたのかな??
1500年前の人ってどんな人だろう??
な〜んてこと考えながら・・・
つぼみの時はピンクで、咲くと白くなり、散るときは薄墨をひいたようになる、というので「薄墨桜」と名付けられたサクラ。
私と純さんのお弟子さんのギタリスト&ボーカリストの計3名の桜チームで岐阜から大垣へ。そして大垣から一両編成のかわいい電車で薄墨桜がさいている樽見という駅へ。
電車は満員。まるで田園都市線の朝のラッシュのよう(笑)。
田園地帯を電車は走り、途中桜のトンネルも通りながらの1時間は、地下鉄の1時間とはまるで違って遠足気分で気分は高揚!
終点の樽見に着き、薄墨桜の咲く公園まで徒歩15分くらい。川の水が透き通っていてキレイ。岐阜市内では散り始めていた桜もここでは満開。
そしていよいよ薄墨桜とご対面!!サクラは八分咲き。
あちこち支えられて、ちょっと痛々しい感じではありましたが、さすがに堂々とした風格。
満開の様子や散りはじめの様子を想像しながら見上げる桜はやっぱり迫力がありました。
1500年も咲き続けるなんてすごいですよね・・・

1500年の生命のエネルギーをおすそ分けしてもらってきました。
もしかしたら、私のほうが吸い取られちゃったかもしれないけど(笑)。

帰りは二両編成の電車で座ってゆっくりのんびりと。
いつもと違う時間の流れ・・・

岐阜にもどって、チャリンコチームと合流したあと、純さんと露木君と一緒に名古屋に向けて出発しました。

それにしても、ちょうど桜が咲く時期に岐阜にこれたのも何かの縁。長良川のお花見サイクリングも昼間っから宴会で楽しかったとことでしたが、薄墨桜を見られたのはホントによかった。
ってことで、みんなシアワセな岐阜での半日はこうして過ぎてゆきました・・・

(2012.04)