ボサノバシンガー 田坂香良子 -KAYOKO TASAKA-

コラム

誕生日〜52回目〜

連日連夜、呑み会の続く中(笑)、2日前に52回目の誕生日を迎ました。
呑み仲間にそれぞれ誕生日を祝ってもらい、音楽仲間にはサプライズパーティをしてもらい、誕生日には手作りのケーキを母から送ってきてもらい、大勢の方からお祝いメールをもらい・・・
もらってばかりの日々(笑)こんなに幸せでいいのかしら、と思うほど幸せな誕生日ウィークでした。

去年の誕生日から今日まで、私の人生に影響を多大に及ぼす、いろんなことがありました。

まず3月。ブラジルに行きました。そして、ブラジル音楽を歌っているボーカルとしての自分を見つめなおすことができました。(自己崩壊するくらいのショックを受けたのですが(笑)それが結局はよかったのだと今になって思います。)

4月。病魔と闘ってきた私の大親友が亡くなりました。覚悟はしていたこととはいえ、失ったものの大きさに、しばらく立ち直ることができませんでした。

6月。初めて仕事で海外に行きました。しかも、初韓国。タイミングよくサパトスの韓国ライブの日と重なって、そちらにも伺うことができました。

8月。シオザワ(マデイラ)の異業種交流会で、いろんな方にお目にかかりました。その中の二人がそのあとのマデイラライブに来てくれて、私にボサノバを教えて欲しいと言ってくれて、しばらく休んでいたボサノバレッスンをまた始めました。

9月。ボサノバレッスンに、前に来てくれていた生徒さんも加わって、3人娘が誕生しました。毎回レッスンのあと、呑み会もし、親友が亡くなってからかなり沈んでいた私の心を前向きなスパイラルに変えていってくれました。

そして10月以降・・・
新しい出会いがたくさんあり、ジム仲間で温泉に行ったり、それまで顔なじみ程度だった人たちも、お酒を飲むという共通項で急速に仲良くなり、酒盛りを繰り返しながら、友情が深まりました。お酒の力ってすごい(笑)!!

年が明けて、またひとつ歳を重ねた2月。
亡くなった親友の残されたお嬢さんに「これからは私がママ代わりになるからね・・」と言っていたら、息子が彼女とお付き合いすることになって、もしかしたら、本当に彼女の「ママ」になるかもしれなくなり・・・
なんだか、今こうして新しい友達にも恵まれて、毎日幸せに過ごせるのも、息子が幸せになるのも、全部去年の3月に天国に行った彼女が見守ってくれているからなんじゃないかな、とおもうこのごろ。

そんなこんなで51年目の私は、浮き沈みの激しい一年を過ごしましたが、52年目はどんな一年を送るのでしょう。

一日一生、は相変わらず私の座右の銘。
大勢の方に支えられて、今、生きている幸せに感謝しながら、これからも”do my best"で毎日を過ごしていきたいと思っています。

すべての人に感謝の気持ちを込めて・・・

2010年2月25日






(2010.02)