ボサノバシンガー 田坂香良子 -KAYOKO TASAKA-

コラム

不等号

恋愛関係において、お互いの、相手に対する気持ちがイコールな時って、きっとほとんどないと思います。
どうやって計るかは別にして、みなさんはどう思いますか?
いつもどっちかの想いが多くて、微妙なバランスをもちつつ関係は続く。
不等号の向きがころころかわりながら。
それが恋愛のいいところなのかもしれない、と私は思うのだけれど。

イコールになったかな、と思うまもなく、シーソーみたいに、すぐに傾く。
釣り合ったシーソーっておもしろくないものね。
釣り合いを保つのに神経使わなきゃいけないし。
それより、あがったりさがったり、2人の息を合わせて、しりもちをつかないように遊ぶほうがたのしい!

あ、シーソーってもうほとんど公園にないらしい。
危ないから、っていう理由で。
そう、シーソーって実は危ない。
どっちかが急に軽くなったり、重くなったりしたら、相手が怪我しちゃうから・・・・
シーソーを楽しむためには、コツがいります。
そして、相手を怪我させないようにする思いやりも必要。

私の親友は、「絶対フェアな関係じゃないとイヤ」というけれど・・・・
フェアとイコールは少し違うような気もするけど、私は、“もしかしたら怪我するかもしれない”っていうあやうさが恋愛の楽しさなんじゃないかな、と思います。

なーんて、恋愛を語ってしまったけど、そういえばずいぶんシーソーで遊んでないなぁ〜